沖縄県・伊江島空港 -Iejima Airport-

Airports

沖縄県北部エリア・伊江島にある空港。定期便の就航はなく、緊急搬送用のヘリコプターが駐機しており、平時はクローズされている。島の半分は米軍の演習基地となっており、伊江島空港の運用には様々な制限が課せられている。

空港概要

沖縄本島・北部にある本部半島から北西9kmに位置する伊江島。人口約4,500人ほどの小さな島にあるのが伊江島空港。1975年の沖縄国際海洋博覧会に合わせ建設された空港で、当時は航空機YS-11が就航していた。旅客数の減少に伴い、路線は縮小。2008年までは那覇空港とのチャーター便もあったが、のちに廃線された。現在は緊急搬送用として活用されており、ヘリコプターが1台駐機しているが、基本的にターミナルは閉鎖されている。

伊江島の西側半分は米軍の演習場となっており、パラシュート降下や物資投下などの訓練が行われている。そのため、空港の運用には様々な制限が設定され、容易に活用することは難しい。島には米軍の滑走路、伊江島空港の滑走路、伊江島補助飛行場の滑走路と3つの滑走路が平行に配置されているが、補助飛行場の滑走路は路面も整備されておらず、ほとんど使われていない。

正式名称伊江島空港
住所沖縄県国頭郡伊江村
空港種別地方管理空港
Webサイトhttps://www.pref.okinawa.jp/airport/index/ie/iejima00.htm
アクセス伊江港フェリーターミナルから車で約7分
駐車場1箇所
滑走路1本
1,500m×45m(04/22)
敷地面積36ha
就航路線0路線 ※2021年10月3日時点
利用エアライン0社 ※2021年10月3日時点
3レターコードIEJ

輸送実績(2021年)

総発着回数1,270回
総旅客数992(国内線:992人,国際線:0人)
貨物量0トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社沖縄県
面積規模504㎡
運用時間土:4.5時間(12:15~16:45)
日:7.5時間(9:15~16:45)

沿革

1975年沖縄国際海洋博覧会に合わせて建設
1975年滑走路1,500mで供用開始
1975年博覧会終了に伴い運航が一時休止
1976年南西航空(現日本トランスオーシャン航空)による運航を開始
1977年旅客者数の減少により運航休止
2006年エアー・ドルフィン社による乗合方式のチャーター便を那覇空港間で運航開始
2008年エアー・ドルフィン社の事業休止により路線が廃止

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
伊江島空港

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

コメント

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