オーストラリアのパース空港(PER)は、旅客のチェックインを効率化するべく、T1国際線にある16のチェックインカウンターを自動手荷物預かり所に変更し、36の新しいセルフチェックインキオスクを設置したという。
需要の波に合わせて提供サービスを拡大・縮小
新しいシステムでは、Amadeus社が提供するクラウドベースの旅客処理プラットフォームを使用し、需要のピークや落ち込みに合わせてサービスを迅速に拡大・縮小することができるとのこと。
現在は、ニュージーランド航空とシンガポール航空の2社がセルフチェックインを利用しているが、6月にはキャセイパシフィック航空とマレーシア航空も移行するという。また、1年半以内に他のエアラインとも協力し、移行を進めていくとのこと。
自動搭乗や生体認証の検証を行い、よりシームレスでタッチレスな旅を提供予定
パース空港のCOOであるScott Woodward氏は「今回導入したキオスクは、エアラインのスタッフが介在することなく、旅客がチェックインと手荷物預かりをセルフで行うことを可能にすることで、対応時間と待ち時間を短縮しつつ、旅客の流れを改善することができるでしょう。これは、ポストCovidにおける新しいプロセスに適応するために、安全性、セキュリティ、使いやすさを追求したことを意味しています。」と述べている。続けて「パース空港は、今後数ヶ月の間に自動搭乗や生体認証のテスト運用を開始し、タッチレス・テクノロジーの利用拡大に向けて動き出す予定です。このテストがうまくいけば、チェックインから搭乗まで、旅客はシームレスかつタッチレスな旅ができるようになるでしょう。」と話している。
Perth Airport Media Release