フランス・パリにある3つ空港を管理するフランス企業ADPグループは、シャルル・ド・ゴール空港にてSmiths Detection社が手掛ける紫外線による自動手荷物トレイ消毒技術(UVC)のトライアルを開始する。
UVCシステムは、昨年9月ターミナル2Eに導入された既存のトレイ自動返却レーン(iLane)に統合される予定とのこと。
Smiths Detection社のUVCテクノロジーは世界各国の空港で導入されており、使用したトレイを元の位置へ返送する際に自動で消毒することで、旅客やスタッフの感染リスクを低下させることが可能。
Smiths Detection社のマーケット責任者であるGabriel Pequignot氏は「我々はすでにいくつかの国際空港と密に連携を図り、パンデミックに対応可能な検査プロセスの機能強化を行っています。既存設備への統合が容易なUVCシステムはトレイ表面に付着したバクテリアやウイルスの殺菌にとても効果的です。これらの取り組みを通して、保安検査プロセスで旅行者にとって安全なものとなるようサポートしています。」とのこと。
2021年6月に成田国際空港の保安検査場においてもSmiths Detection社のUVCテクノロジーが採用されている。
Smiths Detection Press Release