カタールのハマド国際空港は、Smiths Detection社と共同で保安検査に革新的な検査テクノロジーを導入し、セキュリティおよびカスタマーサービスの強化と効率性を追求する。
このテクノロジーはハマド国際空港の乗り換えフロアに新しく設置されたことにより、乗客はバッグから液体や電子機器を取り出す必要がなくなるという。また、最大6名の乗客の手荷物を同時にトレイに置くことができるため、処理の高速化も実現可能。
さらには、検査前の搭乗券スキャンをすることで、乗客とトレイを紐づけることもできるという。ほかにも、トレイから手荷物が取り除かれると同時に、トレイをスキャンし忘れ物がないか確認する機能やUV-Cによるトレイの消毒機能も実装されている。
ハマド国際空港のセキュリティ部門Vice PresidentであるSaeed Yousef Al-Sulaiti氏は「ハマド国際空港運営の核である旅客体験に関して、我々は常に旅客の旅を良くする方法を探しています。Smiths Detection社とのパートナーシップから生まれた高度なテクノロジーの導入は、保安検査場において旅客をシームレスかつ安全に案内するためのソリューションです」とのこと。
Al-Sulaiti氏は続けて「テクノロジーを活用して優れたオペレーションと旅客体験の向上ができたことを誇りに思います。効率的な保安検査を実行するテクノロジーによって、すべての人に安全で便利な検査プロセスを提供できることを楽しみにしています」と話している。
ハマド国際空港 Press Release