中国の大手テクノロジー企業ファーウェイは「HUAWEI CONNECT 2021」において、ワンストップの統合セキュリティなど様々な機能を提供する最新の空港クラウド・ネットワーク・ソリューションを発表。このソリューションによって空港のデジタルトランスフォーメーションを促進し、運用の効率化、セキュリティの強化、旅客体験の向上を実現し、スマートエアポートの道を切り開いていくという。
例えば、サイロ化されたネットワークを統合し新しいサービスをサポートすることやターミナルビルのWiFi利用体験をより良くすること、サービスのクラウド化に伴う新たなセキュリティ対策、空港の保守・運用(O&M)の効率化などとのこと。
ファーウェイデータコミュニケーションプロダクトラインでバイスプレジデントを務めるAlex Sun氏は「空港のセキュリティ、効率性、旅客経験において継続的な技術革新を進め、ファーウェイは世界中のより多くのお客様やパートナーと協力してAirport Cloud-Network Solutionを進化させ、スマート空港のデジタルトランスフォーメーションを後押ししていきます。」と話す。
ワンストップアクセスとWi-Fi 6:Wi-Fi 6を活用し空港ターミナルビル全体にギガビットワイヤレスアクセスネットワークを構築し、継続的なカバレッジを実現するという。また、このシステムは死角を排除し、カバレッジ距離を20%増加させるとのこと。
全サービス対応型ネットワークとIPv6+:IPv6+技術を用いて、複数のサービスに対応する集中型バックボーンネットワークを構築。これにより、セキュリティチェック、セキュリティプロテクション、リテール、グランドハンドリングなど、様々なサービスに完全に対応することができるとのこと。
クラウドデータセンターの分散とNaaS(Network as a Service):クラウドのデータセンターは分散させ、サービス・プロビジョニングを加速するためにネットワークの自動展開をサポート。インテリジェント技術を用いて障害を予測し、数分で正確に位置を特定。プロアクティブなネットワーク障害予測率は90%以上に達し、空港の運用効率を大幅に向上させることができるという。
統合セキュリティとクラウドネットワークセキュリティの連携:最重要課題であるデータセキュリティに対し、動的な検出とインテリジェントな分析のためのゼロトラスト・アーキテクチャーをベースにしたクラウドネットワーク・セキュリティ・コラボレーション・システムを導入。これにより、ネットワーク全体をリアルタイムに把握し、96%以上の精度で脅威を効率的に検知することができるとのこと。
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