中部国際空港セントレアが地元企業と連携し、空港内の抗菌・抗ウイルス対応の取り組みを実装および実証実験を開始

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中部国際空港株式会社は、豊田通商株式会社、株式会社豊田中央研究所、豊田合成株式会社等の地元企業と連携し、空港内の抗菌・抗ウイルス対応の技術を活用する他、抗菌・抗ウイルスに対応した製品を空港内各所で展開し、実装および実証実験を進めるという。

保安検査場で使用するトレイには、株式会社トヨタ中央研究所が開発し、豊通ヴィーテクス株式会社が生産・販売する可視光応答型光触媒V-CAT®の塗工を行うという。これにより、太陽光だけでなく室内の蛍光灯やLEDにも応答し、空気中の水や酸素から触媒表面に活性酸素種を生成させ、細菌やウイルスを不活化し、増殖を抑制する効果があるという。8月6日(金)から第1ターミナル国内線保安検査場の保安検査トレイすべて(約1,000個)に導入される。

また、V-CAT®を用いた実証実験として、セルフチェックイン端末およびセルフバッグドロップ端末にV-CAT®を塗工した薄膜フィルムを貼り付け、その耐用期間について検証するという。8月6日(金)から第2ターミナル出発ロビーのセルフチェックイン端末10台、セルフバッグドロップ端末8台に導入予定。

その他、株式会社FECTが開発した抗菌抗ウイルスコーティング剤「FOC No.3500 Type: ABV」をセルフチェックイン端末及びエレベーターボタンに塗布し、効果継続期間の検証を8月6日より第1ターミナル出発ロビーのセルフチェックイン端末16台、エレベーター10基にて実施予定という。

さらには、豊田合成製の高出力UV-C LEDを搭載した光除菌装置の量産化に向け、本製品のユーザーニーズを調査し始めるという。スマートフォンやパスポートといった小物を高速で光除菌することが可能な装置で、第1ターミナルのプレミアムラウンジセントレアにて試験的導入を開始するという。また、WOTA株式会社が開発し、豊田合成株式会社の技術「深紫外LED水浄化ユニット」を搭載した水循環型の手洗い機「WOSH」を8月6日からアクセスプラザ案内所付近に試験的に設置し、利用ニーズを調査するという。

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