カリブ海に浮かぶ小さな島、セント・マーチン島にあるプリンセス・ジュリアナ国際空港は、手荷物搬送システムを刷新するにあたりAlstefグループのサポートのもと、システムの供給、設置、試運転を実施するという。
世界銀行が主導するプログラムの一環
このプロジェクトは、2017年に発生したハリケーン「イルマ」によって空港が甚大な被害を受けたため、ターミナル施設の再建に世界銀行が管理する大規模なプログラムの一環として実施されるとのこと。今回の手荷物搬送システム導入プロジェクトは、いくつかのフェーズに分けて実施され、2023年6月に完成予定だという。
独自ソフトウェアを活用し、荷物を自動で仕分け
新しい手荷物処理システム(BHS)には、22機のチェックインロケーション、12台のセルフサービス式バッグドロップ、2台のインライン標準3CT X線装置、手動エンコードレーン、Alstef社の独自ソフトウェアで制御される3台のカルーセルへの自動仕分けを備えたシステムが含まれており、荷物カルーセルの内側(バックヤード側)はフィードラインを備えた3台の新しい水平カルーセルで構成されるという。
Alstefグループの空港営業部長であるPhilippe Hamon氏は「このプロジェクトを受注できたのは、Alstefグループが技術的な適合性と経済的なソリューションを提供可能であることを証明するもので、確立された実績がその裏付けとなっています。」と話す。
また、プリンセス・ジュリアナ国際空港の運営企業でプロジェクトディレクターを務めるMirto Breell氏は「BHSの設置は、今回のプロジェクトにとって重要なマイルストーンの1つです。新しい手荷物搬送システムの導入に際し、Alstefグループと健全かつ長期的な協力関係を楽しみにしています。」と述べている。
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