ジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル4にセキュリティレーンの事前予約システムが導入

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米国ニューヨーク州にあるジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)のターミナル4の運営を行うJFKIATとニューヨークに本社を構え、テクノロジーを活用したID認証を得意とする企業CLEAR社は、JFKターミナル4で無料のバーチャルキューイングプログラムをローンチしたという。これにより、ターミナル4を利用する旅客は事前に計画を立て、セキュリティレーンへ向かう時間帯を予約できることで、よりストレスフリーな旅行体験を提供できるようになるとのこと。

保安検査の時間をオンラインで事前に予約可能

JFK T4 Reserve powered by CLEARと呼ばれる無料のシステムを使ってセキュリティレーンを予約するには、専用サイトにアクセスし、フライト情報と旅客人数、希望の時間帯を入力するだけだという。予約時間を指定したのち、メールアドレスを入力し、内容を確認すれば予約が完了。登録したメールアドレス宛に予約確認メールとQRコードが届くとのこと。あとは、Reserve powered by CLEARに対応したレーンに向かい、QRコードをスキャンすれば、セキュリティレーンで保安検査に進むことができるという。

予約システムに対応した専用レーンでセキュリティチェックを実施

予約は出発予定時刻の72時間前からオンラインで可能。予約可能な時間帯はフライトによって異なるが、国内線は60分前から、国際線は75分前からとのこと。Reserve powered by CLEARに対応した専用レーンは最も混雑する午前5時から午前10時までの間オープンしているという。

JFKIATの社長兼CEOであるRoel Huinink氏は「今回の革新的なプログラムにより、ターミナル4を利用するすべてのお客様に効率的で最高水準の体験を提供できるようになります。私たちは、空港運営に関わる業務を強化する最先端テクノロジーの統合に取り組んでおり、CLEAR社と協力してこのような取り組みを皆様に紹介できることを誇りに思っています。」と話す。

また、CLEAR社のCEOであるCaryn Seidman-Becker氏は「私たちのテクノロジーにより、JFKターミナル4での移動は、今まで以上にシームレスでストレスの少ないものになるでしょう。JFKIATは、常に顧客体験の向上を試みる素晴らしいパートナーであり、彼らと協力してReserve powered by CLEARレーンを開始できたことを誇りに思います。」と述べている。

米国では7空港に導入済み

CLEAR社の事前予約システムは2021年にオーランド国際空港(MCO)で導入されたのが初めて。以降、Reserve powered by CLEARレーンを提供している空港は、ニューアークリバティー国際空港(EWR)、ロサンゼルス国際空港(LAX)、シアトルタコマ国際空港(SEA)、フェニックススカイハーバー国際空港(PHX)、カルガリー国際空港(YYC)だという。

CLEAR Press Release

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