アルゼンチンの2空港にVeovo社の旅客予測ソリューションを導入

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Credit: Veovo

アルゼンチンで最も忙しい空港であるホルヘ・ニューベリー空港(AEP)とエセイア国際空港(EZE)を運営するAeropuertos Argentina 2000(AA2000)社は、空港に特化したテクノロジー企業であるVeovo社と他33社とパートナーシップを提携し、Veovo社の旅客予測ソリューションを活用して、2空港のセキュリティ、入国審査、手荷物ホール、国境警備など、様々な業務の最適化と旅客動線の改善を図っているという。

センサー等から取得したデータを分析し、リアルタイムで旅客のインサイトを予測

AI技術をベースとしたソフトウェアで、旅客の動きを計測し、その行動からリアルタイムで予測したインサイトを提供しているとのこと。複数のセンサーやデータソースからのデータを集約し、プラットフォーム上で分析することで、占有率や待ち時間予測、レーンの効率性などの指標が提供され、空港とその他のパートナーはより多くの情報をもとに、旅客処理を可能な限り円滑に行う意思決定ができるようになるという。

また、リアルタイムで待ち行列の情報を提供したり、空港アプリとの連携を図ることで、旅客は正確な情報を入手でき、自ら旅をコントロールすることができためストレスの軽減にもなるとのこと。

予測データを用いて空港運営者の意思決定をサポート

AA2000社のゼネラルマネジャーであるSebastián Villar Guarino氏は「この技術によって、私たちは旅客の動きを完全に把握することができ、より質の高い旅客体験を提供するために、十分な情報に基づいた意思決定に役立てることができます。これは、スマートでデジタルな空港にするという私たちの戦略において重要なステップとなります。」と話している。

また、Veovo社のCEOであるJames Williamson氏は「旅客が空港の中でスムーズに移動できるようにすることは、良い空港になる、思い出に残る旅行体験を提供するためのキーになります。我が社のプラットフォームを利用することで、空港運営者はより強固なデータドリブンな計画を策定することができ、さらには、外出先でもスマートな意思決定を行うことができるのです。」と述べている。

Veovo社の旅客処理フロー分析ソリューションは、他にも米国のジョン・F・ケネディ国際空港やオランダのアムステルダム・スキポール空港、ニュージーランドのオークランド空港、英国・ロンドンのガトウィック空港など世界の主要空港でも導入されているという。

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